何度も訪れたくなる島、小値賀。美しい自然と温かい人々との交流を楽しみました!(前編)

e0198197_15225152.jpg 佐世保港からフェリーで3時間。17の島からなる小値賀町へやってきました。…といっても、実は、今到着したわけではありません。
今回は9月にオープンしたばかりの古民家レストラン「藤松」にも行ってみようと、前日から小値賀を楽しんでいたのでした!(「藤松」についてのレポートは、後編ブログにて。小値賀での滞在スケジュールも載せています)

 晴天を予感させる朝焼け。
前日宿泊していた民宿の女将さんが、「朝早かったらご飯に困るだろう」とおにぎりを握ってくれました。
(民宿ちとせの女将さん、ありがとう!)
日が昇りつつある小値賀港を、女将さんのおにぎりを食べながら眺めていました。
お腹も心も満たされて、いざ野崎島へ!


「ほんとうの幸い」があった島へ ~ 野崎島ガイドツアー体験

e0198197_15242342.jpg 今回はなんと一緒に体験してくれるゲストがいます!
おおむら夢ファームのスタッフ樋口さんです。
前から小値賀に訪れてみたかったとのことで、お仕事が終わった後、博多港から夜行のフェリー太古に乗船し小値賀へ。5時間の船旅も海外からの旅行者と交流したりして快適だったそうですよ。
感動を分かち合う仲間できて嬉しい♪

野崎島へは町営船「はまゆう」で向かいます。
時刻は7時25分。いよいよ出発です。


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野崎島へ到着。おぢかアイランドツーリズム協会     旧野崎集落跡を抜けて進みます。野崎島は神道
の事務局長でツアーのガイドを担当されている      の集落とキリシタンの集落に分かれており、
前田さんが案内してくださいます。              ここ、旧野崎集落は神道を信仰していたそうです。
まずはエコツアーの予定と野崎島の自然を守るた   
めの注意事項などについてお話がありました。


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ひょっこりと宮崎駿監督のアニメのような登場       人の手で管理されているかのような芝生の草原
をしたシカ。小値賀町の17ある島々のなかで       ですが、実は自然のまま姿。
野生のニホンシカが生息しているのは野崎島だ      シカが草を食べるために、このような見事な芝生
けだそうです。小柄でシュッとした立ち姿。         に。食べられない草はちゃんと残していました。
                                  エライ!


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風を受け、逆らわないようにと自然と斜めに        展望所から軍艦瀬を眺めています。瀬の先端
育ったハマヒサガキ。                     にある岩場が軍艦の舳先に見えるからその名
野崎島ではまざまざと自然の力を見せつけら       が付いたとのこと。
れます。                             ここは70万年前の火山の噴火口跡なんだそう
                                  です。





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軍艦瀬を背にして記念写真。噴火口跡だけに        シカの尻尾あたりがハート型になって可愛い!
周辺の石はゴツゴツとした火山岩。              と、思ったら、あの形はシカが警戒している
そしてなにより印象的なのが赤々とした土。         ときに見せる姿とのこと。
まるでアフリカのサバンナに訪れたのかと思         驚かせちゃいました。
わせる光景でした。


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野崎集落の段々畑・水田跡。この赤土は栄養       旧野首集落跡にある野崎島自然学塾村でお昼
をたっぷりと含んでいるため、よく作物が育        休憩。廃校を改修した宿泊施設で、毎年キャ
ち、旧野崎集落は比較的裕福な集落であった       ンプが行われています。
そうです。                            来年の1月にも開催するそうですよ。


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旧野首教会。教会建築の名工・鉄川与助氏の       旧野首教会内風景。ここで時々音楽会など
初のレンガ造りの作品。斜面にそびえ、青空       のイベントが催されており、今年は2件も
と赤いレンガの対比がなんとも存在感のある       結婚式が執り行われたそう。
教会でした。                          昔ながらの信徒さんも年に数回訪れて祈り
                                  を捧げているそうです。


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旧野首教会ではツバキをモチーフにした飾りやステンドグラスが見られます。ツバキの実は堅いので、そこから「結束・絆」を表しているのではないかと前田さんが教えてくれました。この教会の建設費を、苦役のすえ捻出した信仰心・団結心を象徴しているんでしょうね。


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旧野首集落を斜面から一望。野崎集落と違っ       野崎島自然学塾村から下ったところにある
て、サラサラの痩せた土のため、あまり作         野首海岸。サラサラの砂と透き通った海が
物が育たず、貧しい集落だったとのこと。          とても美しい!
島を二分して上方にある野崎集落と、中央か       新雪を踏むように足跡をつけてみました。
ら下方にある野首・舟森集落では全く生活         シカもやってくるんだとか。
環境は異なっていたそうです。             
同じ島なのに不思議ですね。


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野首集落の反対側へ下るとダムがありました。      遠近法で、手乗りシカに見えるようにする
ダムの向こうは直ぐ海。ダムが海のように見        つもりが失敗。(>_<)
えますね。                           後ろに見えるイタビの木。この葉と実がシカ
向こうに見える島が小値賀島。このダムから       の大好物なんですって。
海底のパイプを通り、水が供給されているそ       野崎港の近くで人の気配がするのに、リーダー
うです。                             格のシカだけが逃げずに実を食べていました。

今夜の民泊体験は、民泊民家きよすみ!

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本日は、「民泊民家きよすみ」にて宿泊です。          まずは材料のかぼちゃをひたすら切ります。
さっそくヨシ子お母さんに小値賀の郷土料理           「ぼうぶらぞうせ」は沢山使うとのこと。
「ぼうぶらぞうせ」作りを教えてもらいました。           樋口さんと手分けしてカット!


e0198197_16382811.jpgぼうぶらはかぼちゃ、ぞうせは雑炊が訛ったものではないかとヨシ子お母さん。
お米が不足していたころは主食として、また甘いのでおやつ代わりとして食べていたそうです。
<作り方>
・切ったかぼちゃを蒸かします。
・柔らかくなったらきびと小豆と小豆の煮汁を加え、
 かぼちゃの形が無くなるまで柔らかく煮ます。
・小麦粉を溶いたものと、砂糖・塩を少々入れ、粘り
 気が出るまでかき混ぜます。
・よく蒸したらできあがり。
さてさて、小値賀町の郷土料理「ぼうぶらぞうせ」とはどんなお味!?


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本日の2品目、アジのすり身揚げを作ります。     女3人、ワイワイお喋りしながらの楽しい体験
スプーンで身を剥がしています。             でした。
                                「お母さん、骨が上手く取れんかったです~」
                                「上手く出来んでもよかよ~。それも勉強になるでしょ」
                                ヨシ子お母さんの優しい言葉に癒されます。


民泊民家「きよすみ」での夕食と団らん!楽しいまま夜は更けて。

e0198197_16465727.jpgジャジャ~ン!小値賀の郷土料理ぼうぶらぞうせ(左)とアジのすり身揚げ(右上)です。
ぼうぶらぞうせには白玉も加えることもあるそう。かぼちゃや小豆などの甘みで和菓子のようで、美味しかったです(*^_^*)
島民はこのように大鉢一杯に作り、翌日も食べるそうです。翌日冷えたほうがもっと美味しくなるそう。
楽しみ~♪


e0198197_16471527.jpgお父さんも揃って記念にパチリ!
「旅をする楽しみといえば『食』だし、旅行後、よく思い出すことといえば『食』。人にとって『食』は記憶と密接に関わるもの。小値賀の旬の食材を使って食事を提供し、郷土料理を体験してもらうことで、小値賀を楽しみ、思い出して貰いたい」とヨシ子お母さん。
お母さんのこだわりが食卓から伝わってきました。
私も、小値賀とぼうぶらぞうせは記憶に残るだろうなぁ…


e0198197_16511290.jpgすっぴんで済みませ~ん
お風呂上りにヨシ子お母さんと樋口さんでお喋りタイム。
郷土料理の作り方のおさらいとお母さんの体験民泊を受け入れての思い出を伺いました。


e0198197_16532584.jpgこれがヨシ子お母さんときよすみお父さんの宝物を見せていただきました。
いままで受け入れた方々からのお手紙や色紙、写真などが箱いっぱいに入っていました。
たくさんのお手紙や写真があるのに、「この子はこんな子だった。この子とはこんなことをした。この子はヨシ子ちゃんと呼んでくれた」などと思い出を語ってくれました。
ヨシ子お母さんは、現在パソコンを勉強中。「メールアドレスを教えて」とよく言われるからだそう。
自分でプリンターへ繋げることができたと嬉しそうに教えてくれました。メールでお返事が届くのもそう遠い日ではないかも知れませんね。


小値賀 後編へ続く…
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by rural-nagasaki | 2010-12-09 16:58 | 農山漁村に泊まる


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